この度、2022年9月16日(金)~17日(土)の2日間千葉県柏市の会場とオンラインのハイブリッド形式にてARO協議会第9回学術集会を開催させていただきます。
ARO協議会はわが国オリジナルの医薬品・医療機器の実用化を目指し2012年に設立され、その後全国18機関のネットワークに拡大し、着実に発展してまいりました。一方で、世界的な技術革新も各方面で急速に進んでおり、国際的な競争力を持った開発基盤整備が求められています。
本学術集会では「世界的技術革新とAROの国際化」をメインテーマに、初期段階からグローバル開発を意識し海外との競争に打ち勝てる実用化研究の実施およびARO支援体制の構築を目指すためのスキルアップを図れる機会にしたいと考え、プログラム委員の先生方の多大なるご支援をいただきながら企画いたしました。わが国から世界に通用するイノベーション創出を目指すために必要な産官学の連携、ベンチャー起業と支援体制、国際的な規制に対応した国際共同研究実施・支援体制など参加者の皆様が最新の情報を共有できるように構成しております。
プログラムは本テーマに沿った会長企画シンポジウム4、専門家連絡会を含む企画シンポジウム15セッションに加え、米国MGHでのFIH試験の取り組み(Dr Dejan)、PMDAでの国際協調の取り組み(藤原理事長)、スタンフォード大学での医療機器開発(池野教授)など国際化にふさわしい特別講演3題、国際がんゲノムプロジェクトでの臨床・オミックスデータ国際統合の実務に関する特別企画、日台ワークショップなど大変魅力的な内容になりました。また、各参加施設の皆様方のご尽力により一般演題にも過去最高の75演題が登録され、査読評価の高かった優秀4演題を選出し、新設したプレナリーセッションでご発表いただきます。さらに、今回からビデオ配信による教育セミナー19講演も企画し系統だった教育が受けられるよう配慮させていただきました。
現時点ではハイブリッド開催とオンデマンド配信も予定しております。参加されたすべての皆様に最新の情報がアップデートされるよう、事務局一同鋭意準備してまいりました。多くの皆様方のご参加を心よりお待ちしております。
<参加登録>
https://convention.jtbcom.co.jp/aro2022/join/index.html
<主要プログラム>
https://convention.jtbcom.co.jp/aro2022/program/index.html
ARO協議会第9回学術集会
会長 大津 敦
国立がん研究センター 東病院長